たしか、2年前の夏だったと思う。
ある会合で隣になった人から、

 

「あなたは、ずいぶん遠回りしているわね。
 でも、必ず実を結ぶ時がくるわ」

 

とのっけから言われた。

ムム!コールドリーディングかと一瞬思ったが、
話していくうちに、だんだんそうじゃない事に気がついた。
 
「実は、この部屋に入った時から、
 おんなじ匂いがする人がいるって思ってたのよ
         いたいた!ここにって(笑)」


普通、初めて会った人にこんな事を言われたら
引いてしまうもの。
でも、その時だけは不思議と嫌な感覚がなかった。

もう何年も前から知っていた人のように感じたのです。


その時の秘密が、ついに....

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